価値観・体験談

29歳の僕が“父”になった日

2024年1月1日に入籍

2024年11月21日

このブログを書いてる今日
僕は父になりました…!

 

あまりに人生最大の衝撃すぎるし
実際に経験したからこそ感じたこと、

本当に素直な僕の気持ち、

せっかくだから共有しておきたいことを
今のうちにまとめておきたくて
いま筆をとっています。

出産に関わるトピックって
ものすごくセンシティブだし

書くかどうか迷ったんですけど
何か形にして昇華しないと
自分の中で処理できないので

今回は書き綴ることにしました。

※感情優先なのでわりと
書き殴り感はあります、、!

 

==============
今日は本当に僕の中で人生一番の衝撃だし
一生忘れられない日になりました。
==============

 

まず、出産って毎日いろんな場所で毎日
行われているけど全然当たり前のことじゃ
ないんですよね。

1人1人、体型・骨格も違うし
食習慣も家庭環境も違う、

医学が発展して悲しい事故は
減ってきているけどいまだに
原因不明なことだらけの領域です。

すごく日常的だけど
すごく非日常なのが出産

こうやって母子共に無事に
在ることさえ奇跡です。

 

ガキの頃の僕はそんなことなんて
知るわけもないから男4人兄弟の
3男に生まれて

「マジ兄弟多いから貧乏で最悪やわ。。」

くらいに思ってたわけで
これまでも自分の仕事とか
「自分の人生に必死」で

結婚とか出産について
深く考えることなんてなかったです。

 

それが

結婚して
子を授かり

毎月、目に見える形でお腹が
大きくなっていって

どこか他人事だった出産が
徐々に「自分事」になるのがこの
10ヶ月間の日々でした。

 

正直、全然いい父親ではなかったから
今は仕事をしていない妻に

出産に関わる手続きとか諸々は任せていて
ちゃんと健診について行ったのは
5ヶ月くらい経ってから。

母親は自分のお腹が大きくなって
赤ちゃんがお腹を蹴ったりとか
するようになるし、

毎月検診に行く中で母親としての
自覚が芽生えてくるけど

父親の僕は体の変化もないから
どこか他人事でした。

 

ビジネスだったら100回でも
1000回でも失敗して挑戦して
トライアンドエラーができるけど

出産って人生で1回もないこともあるし
経験したとしても1〜数回しかない
超ビッグイベント

今思うと本当に命を賭けて1回1回行う、
人として誰しもが経験できない
本当に貴重すぎる機会です。

僕はそんな奇跡に恵まれたけど
自分のことばかりでなかなか
意識が向かなかったです。

 

今振り返ると本当にバカやろう。

これから子をなしたり
いま子を授かっている方は

ぜひもっと早い段階から
関心を向けてあげてください。

男性は意識しないとどこか
妊娠しても実感が湧きづらいと思います。

 

そんな僕が明確に意識が変わったのは

“赤ちゃんがお腹を蹴るのを触った時”

でした。

本当に衝撃。

「え、え、本当にいるやん!?」

「めっちゃ愛しいけどなんだこれ!?」

急に自覚が湧いてきて
出産が「自分事」になりました。

 

結婚してもどこか「自分だけの人生」を
歩いているような感覚があったのが

急に「家族との人生」を歩む
自分に変わって行ったのを
鮮明に覚えています。

自分のことばかりで
自分1人の人生を歩いてきた僕が

自分1人の命ではなくなって
妻と子どもと共に歩む人生に
変わっていく感覚。

「家族」は大事とか言われても、
両親に感謝はしていても、

どこか実感がなかったのが
一気に僕のリアルになっていきました。

 

そして、


もしかしたらこの機会は
一生に1回しかないかもしれない

そう考えると見え方が
ガラッと変わりました。

僕が思うに出産は男性が
どう自分事として自覚するのか?

これで大きく意味が変わると思います。

 

本当に自分のことを振り返って
人間ってアホやなと僕は思います。

何億稼ごうとガキな部分はガキなまま。

特に男は女性よりも子供って
言ったりする理由ってここなのかなって。

なにかに気づかないと大切な家族を
作ってもいつまで経っても子供のまま

お金だけ稼げたり
知識だけあったり
見た目だけいい

そんな大人になると思います。

 

そこから妻と一緒に渋谷区が
無料で開催している
ママパパ学級に行ったりして

ここで実際に赤ちゃんと同じ重さの
人形を抱っこしてみたりとか

着替えとか沐浴の練習をしてみたり

妊婦さんと同じ重量の体験ができる
やつを体につけて体感してみたり

助産師さんの講義を聞いて
出産や赤ちゃんについての理解を
深めていってどんどん自覚度が上がりました。
(これまじで行くのおすすめです)

 

ホント思うのは出産って
誰しもが人生初体験で

無知でなにも知らなくて
情報を取りに行かないと

毎回検診について行ったりしない限りは
男性が詳しくなることはないです。

妊婦さんは健診のたびに助産師さんや
お医者さんから指導を受けるから
毎月詳しくなっていくけど、

男性は意識しないと本当に
なにも知らないまま当日を
迎えていくことになります。

 

昔の日本と違ってそれぞれ独立して
稼ぐようになったが故に

出産に関しての情報は本当に
前までより意識しないと集まりません。

うちの場合は里帰り出産もしないし
自分たちでやる形でしたし。

 

そのうえで僕にできることを
考えていくと結局できるのって

・仕事頑張ってしっかりとお金を用意しておくこと

・妻が過ごしやすいように気を遣うこと

・周りの先輩方に連絡して情報を集めておくこと

・出産とか育児について事前勉強しておくこと

これくらいしかありません。

だって、僕は産めないから。

そう考えて基本的にはとにかく仕事を
頑張って過ごしやすいようにして

いろんな人から話を聞いたり
調べたりして知識をつけたり

頼れる環境を作れるようにだけ
ひたすらしてきました。

 

 

振り返っても僕にできることって
本当に少ないなって思います。

毎月大きくなっていくお腹を見ながら
待つことしかできないから。

どこまでいっても妊婦の気持ちを
わかることができないから
共感することもできないし、

僕が代わってお腹の中で子供を
育てることもできないし。

気晴らしに一緒にカフェに行ったり
体にいいご飯とか妻が食べたいご飯を
一緒に食べに行ったりするとか、

必要なものを買ったり
家で料理を作ったり掃除したり
するくらいしかできません。

 

本当に無力だなと思いましたし
そんな中でもまだ自分を優先する、

そんな自分もいたりして
そことの葛藤もありました。

ほんと自分ってガキだなって。

ビジネスでちょっと結果出しただけで
人間としてはまだまだだなって
何度も思った期間でした。

 

 

そして、気づけば臨月です。

出産予定日の1ヶ月前のこと。

11月27日が予定日だったので
そのときが近づいてきました。

幸い、僕の場合はどこにいても
仕事ができる状態だったので

予定は基本フリーにして
入れたとしても東京。

予定を組んだ方には出産のことを伝えて
もしかしてがあればキャンセルできる
体制を作っておきました。

 

この時は本当に今の仕事スタイルを
選んでいてよかったなと思います。

もし場所に縛られていたら?
もし時間に縛られたいたら?
もしお金に縛られていたら?

それだけでこんな万全の体制で
望むことはできなかったから。

ここばかりは過去の僕に感謝。

 

いつ産まれてもおかしくないけど
出産って本当にいつかわかんないんですよ。

予定日の前後でいつ産まれても
おかしくないし、

もしかしたら何か起こるかもしれない。

本当にコントロールできないし
僕がなにやってもどうしようもできないこと。

毎日がドキドキだし、
毎日がなにが起こるかわからんし、

本当に言葉にできない期間です。

 

 

そして、今日11月24日

前日から急に10分おきに陣痛が
起こるようになりました。

陣痛って子供を産むために
子宮が収縮を繰り返すことで

男性にもわかるように言うと
骨盤がグリグリと開かれていって
普段はない動きをするから

マジで激痛なんですよ。

想像したらわかるけど赤ちゃん
生まれる時って骨盤を開いて
出てくるわけだから

腰とか骨盤が開いていって
半端ない痛みが走るわけで。

 

この動画を見ていたおかげで
ざっくりとどんな感じで
産まれるのか?

それを映像で見ていたから
そろそろ生まれるのか?

そんな感覚でした。



で、

僕は痛みがわからないけど
本当に陣痛が来ると動けなくなって

激痛でなにもできなくなるみたいな
状況が本当に1日中続いていました。

僕ができることって気遣い以外
なにもなくてほんま男ってお産について
何もできひんのだなと思いましたよ。

腰をさすったり料理用意したり
しか本当にできないから。

 

陣痛の間隔が短くはなるけど
まだ病院に電話するほどではなく、

もし早めに行っても出産が始まらないと
1回家に帰らないといけないから
この日は寝ることにして
(陣痛があってもこのまま数日
産まれないことも全然ある)

翌朝、21日の朝4時半くらいに
妻が病院に電話しているので
僕は起きました。

陣痛の感覚が5分おき、3分おきと
どんどん短くなっていって

本当にもう動くことすら徐々に
難しくなっていく時間。

僕からすると本当に突然のことで
この瞬間からマジで動悸が
止まらなくなりました。

「え、え、どうなるの?」

「え、え、どうしたらいいの?」

内心はこんな感覚だけど
僕があわあわしても仕方ないし、

余計な不安を与えるだけだから
妻になにして欲しいのか?

それを聞きながらやるしかないです。

 

病院側に症状を伝えたら
いよいよいくことになったので

妻に食べたいものを聞きながら
朝ごはんだけ用意をして食べて、

お風呂に入りたいってことだったから
湯船張って使ってもらって、

とにかく栄養不足になると怖いから
専用の超栄養価高いハチミツ豆乳
ドリンクを作って飲んでもらって、
(大さじ6杯分くらい)

それから妊婦タクシーっていう
元々こっちの住所と病院の住所を
伝えてある専用のタクシーを呼んで
向かうことになりました。

 

もうね、この時は陣痛もあるから
タクシーに乗るだけでも
10分くらいはかかる状態

陣痛がきたら動けないから
収まったタイミングで移動して
タクシーに乗って

そっから病院に向かいます。

乗ってる時も半端なく陣痛が
きまくるので僕にできることは

マジで妻にして欲しいことを聞いて
それをするしかできない。

本当に歯痒かったです。。。

 

病院に着いた時間は朝6:30くらい

夜間だったので救急の入り口から
入っていきます。

この時はマジで頭の中をあらゆる感情が
ぐるぐるぐるぐると巡りまくってて
後から気づきましたけど、

実は乗っていたタクシーが5000台に
7台しかない幸運のタクシーってやつで
めっちゃ縁起が良かったみたいです

 

もう、病院に着いたら歩けない状態だったから
受付の人が産婦人科に電話してくれて

車椅子で一緒に移動

僕はこれからお産に入るかどうかの
連絡を待って待機室で待っていました。

本当にこの時の気持ちは
何とも表現できないです。

人生で経験したことがない感情が
頭の中にずっとありました。

僕がなにもすることができないし
本当に待つことしかできない。

仕事だとこんなことはないし
本当に何とも言えない感情。

 

 

10分くらい待つと看護師さんがきて

「ご主人さん、お産に入るのでこちらにきてください!」

そう言われて分娩室に向かいました。

もう心臓の動悸がバクバク

あらゆる感情が脳内をグルグルしてるし
感じたことない心理状態

 

もうね、

こっからはひたすら頑張る妻を
応援することしかできませんでした。

とにかく骨盤が開いて激痛が
走り続けるから腰や尾てい骨を
押さえ続けて、、、

飲むのもしんどいけど助産師さんと
話して必要なら水分補給してもらって、、、

最初は声掛けもしてたけど
あまりに激痛だから

途中からはそれを言っても
うちの場合は辛いだけだったから

ひたすら支えることしか
できませんでした。

 

もう時間感覚もよくわからなくなります。

毎分毎秒が闘いだから

どんどん陣痛の感覚が短くなる、

けどよくあるイメージの子供を産む
「いきむ」って状態に入るには

子宮口が全開になるまで
待つしかないのでただひたすらに
痛みに耐えて闘う妻を見守るしかできません。

この時に初めて知りましたが
子宮口を開くにはどんだけ激痛でも
我慢して息を吐かないとダメなんですよ。。

いきみたくなったり激痛だから
叫びたくなってもそれをすると
力が入って開きづらくなっていく、、、

だから本当に1分おきとかにくる
陣痛に耐えるしかないんです。

 

痛みを変わることはできないし
お産が始まったから進むしかないし

どうすることもできないから
本当にただ見守って支えて

必死に命を産むために頑張ってる
姿を見ることしかできないんです。

僕が苦しい顔なんてしても余計に
苦しさが増すだけだから

ただ無心に支え続ける以外
できることはありません。

あまりに無力です。

頑張れとか大丈夫とか言っても
どうにもならない、、

涙が目に浮かびそうになっても
僕が泣いても仕方ないから
ひたすらにその時待って支えるだけ。

本当に自分が聞いたことがないような
絶叫を聞いてもなにもできないから。

 

子宮口が開くその時を待って
痛みに耐える姿を見ることしか
できないから本当に、

何度書いても足りないくらい
無力でしたし言葉にできない
感情が心に渦巻いていました。

(みんな当たり前みたいに子育てしてるけど、こんな経験をしてたの?)

うちは無痛分娩じゃないから
なおのこと待つしかない。

本当に無限に感じるくらい
時間が長かったです。。

 

そして、その時がきます。

子宮口が全開になり破水して
いよいよ子供が産まれる時。

もうここからは腰をさすったり
押さえたりもできないから

本当に応援することしかできません。

懸命に新しい命を誕生させようとする
姿を見て、

頑張れ
頑張って

そうやって声に出して祈って
見守るしかない。

 

もうなにもできない無力感とか
代わることができない痛みとか

もしかしたらが起こってしまう恐怖とか
懸命な姿を見て心から応援したい気持ちとか

もうすぐ命が生まれる喜びとか
いつまで続くかわからない不安とか

いろんな感情でぐっちゃぐちゃに
なりながら見守るしかない。

本当に女性って偉大。

こんな尊い行為を人類が生まれてから
ずっと繰り返してきてる。

本当に尊いし偉大すぎる。

 

そうやって無限に感じる時間が過ぎて
ついに赤ちゃんの頭が出てきて

命の叫びが分娩室に
響き渡りました。

 

もうね、感動しかない。

「ありがとう」

「お疲れ様」

「本当に頑張ったね」

そうやって何度も妻に
声をかけたのを思い出します。

自然と涙も目に浮かんできました。

なんて美しいんだろう。
なんて素晴らしいんだろう。
なんて変え難いのだろう。

本当に、本当に、感謝しかないし
なにより母子ともに無事だった
安堵感もあり、

心から本当に良かった。

本当に良かった。

本当に良かった。

この言葉しか出なくなりました。

 

本当に良かった。

本当に無事で良かった。

 

 

そこから赤ちゃんの体重や身長を
測ったりとか

出産での傷口の縫合とか

諸々が終わって初乳をあげて
そこくらいでようやく
ほっとした感覚がありました。

 

もう世界中に知らせたくなったから
お世話になったいろんな人に連絡をしたり

SNSとかでも報告したり

とにかく連絡、連絡。

100件以上の

「おめでとう!」

という連絡が届いて
本当に嬉しかったです😭

 

出産後は分娩室の中で
「2時間だけ」面会ができるので

その時間いっぱいまではそこにいて
できることをやったり一緒に
協力をして12時くらいで

時間が来たのでその場を出ました。

 

もう帰り道は不思議な感覚でいっぱいです。

もう世界の景色がこれまでと変わりました。

 

そして、

「今の僕にできるのは赤ちゃんを迎える用意と仕事だけだな」

そう気持ちを切り替えて
僕個人としては通常運転に戻ります。

 

って、すぐ戻ったって言いたいけど
家に帰って1時間くらいだけ次の予定まで
時間があったときに

急にいろんな感情が押し寄せてきて
3分くらいだけめっちゃ泣きました笑

朝と違って1人きりになった部屋で
急に止まらなくなったちゃって。

「あぁ、俺もついに父親になったんだなって」

その実感がきたからかな。

病院では涙ぐみはするけど
泣かなかったのに不思議でした。

 

 

これが僕に今日起こったこと。

何かに書き留めておきたくて
ここにこうやって記録しておきました。

 

これから結婚する人
これから子供を作る人
これから父親になる人

なにか参考になれば嬉しいです。

本当に尊い経験だから
ぜひ立ち会いをしてください。

 

色々書いたけど子育ては
これからがスタート。

またわかんないことだらけだけど
子育て編も楽しんでいきます!!!

お読みいただきありがとうございました!

 

ps.

なぜかミラクルで同じ日に
弊社の顧問税理士さんも
お子さんが産まれましたとさ🔮

20代中盤でたった1人広告や
毎日更新やセミナーなし
月30時間程度の労働で
月収500万を稼ぎました。

2年で1億以上売り上げました。

才能があったからだろとか言われますが
一度、自己破産しかけてるので絶対に違います。

ビジネスはスポーツと似ています。

間違ったフォームで練習すると
僕みたいに大怪我したりもある。

-僕みたいないらん失敗をしないため

-効率よく幸福に成功してもらうため

僕の物語を絡めながらマーケティングや
セールスや在り方、商売人としての価値観

についてこのブログやメディアを
通じて発信しています。

「小さな世界を動かそう」

2017年から僕のキャッチコピーです

世界を動かす力を共に
高めていきましょう。

 

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